鳥の研究者達は1991年頃からシギ・チドリ類の標識調査の際に、足にフラッグ(旗)を付け始めました。捕獲した場所を色で示すプラスチックの小さな旗です。このフラッグは望遠鏡や双眼鏡などで確認でき、捕獲しなくても鳥の移動ルートを知ることが出来るため、バードウォッチャーなら誰でもデータ収集に協力することができます。データの回収率は金属足環だけの調査の5〜20倍になったといわれています。
もし、下の写真のようなフラッグ付きの鳥を見つけた方は
山階鳥類研究所までご一報を。
シギ・チドリが地球を縦断するような長い渡りをしているのは、分かってはいるのですが、実際にフラッグを付けられた鳥を見ると、はるか彼方のオーストラリアなどの風景を思い浮かべ、「おお、よくぞここまで来た!」と思わずコーフンで写真もつい手元が狂い、ピンボケ連発となってしまいます。
わたくしが、これまでに幸運にも出会ってきたフラッグ付きの鳥たちです。