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1997年12月21日　　　福岡市東区和白

ズグロカモメ　　　Larus saundersi

　手元の資料（北九州市立自然史・歴史博物館）によれば1997年〜1998年に中国遼寧省双台河口で標識された個体です。赤いフラッグに白字の「L」と黒字の「２」が見えます。　
　北九州の曽根干潟は有明海と並び多くのズグロカモメが越冬する場所として有名ですが、ここでは行政（北九州市）が中国と共同でのこのような標識調査をはじめとして、熱心にズグロカモメの生息環境の保全について調査研究を行っています。
　中国で繁殖したズグロカモメが九州に渡り、曽根、有明海、そして博多湾で越冬する。なんとなくうれしくなりますね。