2004年2月1日 福岡市東区和白
ツクシガモ Tadorna tadorna
かつて和白では数の少なかったこの鳥が、数百羽の群れで越冬するようになってから、もう何年経つでしょうか。
諫早のあのすばらしい干潟が、無残に破壊されたことや、北九州の曽根干潟の500羽を越す群れがなぜか激減した結果、ここでの個体数が増えたのだろうと推測されます。
また、埋め立て中の人工島の擬似湿地が、この鳥が好む泥湿地であることや、和白干潟の底質の変化なども、おそらく影響しているのでしょう。
いずれにしても、人間の影響を受けながらも野生の渡り鳥が毎年こうやって渡って来る以上、それもまた「自然」なのだろうと思います。